
投稿日:2025.04.17 最終更新日:2025.04.28
【2025年最新】岐阜県西濃エリアの持ち家率ランキング!人気市町村と家づくりのヒント

マイホームを検討していると
「土地の購入を考えているけど具体的な場所が決められない」
「持ち家率が高い人気のエリアが知りたい」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は岐阜県の西濃エリアに特化した持ち家率をランキング形式でまとめました。
公的な統計データに基づいたランキングとあわせて、各市町村の特色も解説しますので、西濃エリアでの新しい暮らしや家づくりを考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
最新データで見る!岐阜県・西濃エリアの持ち家率は?
まずは、総務省が発表した「平成30年住宅・土地統計調査」をもとに、岐阜県・西濃エリア(大垣市・海津市・養老町・垂井町・関ケ原町・神戸町・輪之内町・安八町・揖斐川町・大野町・池田町)の持ち家率を見ていきましょう。
発表!西濃エリア市町村別 持ち家率ランキング
順位 | 市町村名 | 持ち家率(%) |
---|---|---|
1 | 安八町 | 97.3 |
2 | 輪之内町 | 95.7 |
3 | 揖斐川町 | 92.8 |
4 | 池田町 | 88.3 |
5 | 海津市 | 87.1 |
6 | 垂井町 | 84.3 |
7 | 養老町 | 84.2 |
8 | 関ケ原町 | 83.2 |
9 | 神戸町 | 82.6 |
大野町 | 82.6 | |
11 | 大垣市 | 69.8 |
出典:『平成30年住宅・土地統計調査-岐阜県公式ホームページ』
持ち家率=持ち家数 ÷ 居住世帯あり住宅数(小数点第2位を四捨五入)令和5年調査の調査結果は2025年4月現在で公表されていません。
大垣市を除くすべての市町が全国平均・県平均のどちらも上回る結果になりました。
特に安八町や輪之内町、揖斐川町は90%超えと非常に高いのが分かりますね。
西濃エリアの持ち家率は高い?県平均・全国平均との比較
まず岐阜県全体の持ち家率は74.3%で、全国平均の61.2%より大きく上回ります。
これらと比較すると80〜90%台という超高水準の西濃エリアは岐阜県内でも特に定住志向が強い地域といえそうです。
参考:岐阜県公式サイト
この背景には、土地の価格が比較的お手頃で、「家を建てるなら庭付きの一戸建てがいいな」という希望を叶えやすい地域が多いことや、親世帯と同居する家族が多いといった文化的な側面も影響していると考えられます。
なぜ人気?西濃エリアで持ち家率が高い上位市町の魅力と理由
とはいえランキングの数値を見ただけでは、「どうしてこんなに高いの?」という疑問が湧くはずですよね。
ここからは”持ち家率9割超え”の安八町・輪之内町・揖斐川町に注目して、その魅力や選ばれる理由を探っていきましょう。
1位:安八町 – 都市部隣接でアクセス良好!
持ち家率97.3%の安八町は、西濃エリア南部の揖斐川と長良川に挟まれながら、大垣市、岐阜市、羽島市といった都市に隣接しているため、都市近郊ならではの抜群の交通アクセスが魅力です。
また町独自の「定住促進住宅取得助成金」制度があり、基本助成金5万円+加算金最大11万の給付が受けられるのに加え、東京圏・県外からの移住であれば50万円以上の支援金が用意されています。
大垣市や岐阜市、名古屋市への通勤圏でもあるため、都会に比べると落ち着いた住環境を求めつつ、ある程度の便利さも手放したくない方にぴったりのエリアかもしれません。
2位:輪之内町 – 車移動が苦にならないならここ!
次に持ち家率が高いのは輪之内町(95.7%)。名神高速道路の岐阜羽島IC・大垣ICへ約10分、安八スマートICへは約5分と、車での移動がとてもスムーズです。名古屋市や岐阜市のベッドタウンとしても選ばれています。
のどかな田園風景が広がる町ですが、大型ショッピングセンターもあり、日常の買い物に不便を感じにくい点も人気の理由です。
そして注目したいのが、坪単価7万円前後(2025年現在)という土地の手頃さ。これは西濃エリアの中でも特に安価で、広い敷地にゆったりとしたマイホームを実現しやすい環境と言えます。
「土地代を抑えて家を建てたい」という方には、まさに穴場的なエリアかもしれませんね。
3位:揖斐川町 – 自然豊かで移住支援が充実!
3位は揖斐川町(92.8%)。移住・定住を応援するサポート体制が充実しており、「新築住宅建設等奨励金」として最大60万円の補助が受けられるほか、空き家バンク制度なども整っています。マイホーム取得のハードルを下げてくれる嬉しい制度ですね。
また、町内には病児・病後児保育や子育て支援センターがあり、高校生までの医療費を無料にするなど、子育て世帯にとってうれしいポイントが多いです。
日常の移動には車が欠かせませんが、豊かな自然に囲まれた暮らしをしたい方には、とてもおすすめのエリアです。
西濃エリア上位市町村に共通する「選ばれる」ポイントとは?
ここまで見てきたように、上位3つの町にはそれぞれの個性がありますが、持ち家率が高い地域には、次のような共通点が見えてきました。
- 都市部(名古屋・岐阜)へのアクセスをある程度確保できる
- 子育て世帯が暮らしやすい支援策がある
- 住宅取得のハードルが低い(土地価格や補助金など)
土地の価格が比較的安い郊外エリアで持ち家率が高くなるのは自然な傾向ですが、その中でも特に、子育て支援や住宅取得へのサポートが手厚い地域が、多くの人に選ばれているようです。

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持ち家率から考える 西濃エリアでの「あなたらしい暮らし」と市町村選び
持ち家率が高いということは、その地域に「長く住みたい」と考える人が多い証拠と言えます。
しかし、「持ち家率が高いから人気のエリアだ」と安易に決めてしまうのは、少し待ってくださいね。
数字だけでは見えない側面も考慮することが大切です。
持ち家が多い市町村=暮らしやすい?西濃エリアのデータから見えること
たしかに、持ち家率が高い地域では、昔から住んでいる方が多く、ご近所付き合いが生まれやすいかもしれません。
顔なじみが増えることで、地域の安全性が高まったり、いざという時に助け合えたりといったメリットも期待できるでしょう。
一方で、地域によっては高齢化が進み、空き家が増えているという現実もあります。将来的な資産価値などを考えると、少し不安が残るかもしれません。
また、同じ西濃エリアの中でも、賑やかな市街地と、のどかな農村部・山間部とでは、暮らしやすさや生活に必要なインフラ(お店、交通機関など)の状況が大きく異なります。
ご自身やご家族がどんな暮らしをしたいのか、将来のプラン(ライフプラン)と照らし合わせながら、じっくり検討することが大切です。
ライフプランに合わせた西濃エリア内での市町村選びのヒント
ライフプランに合わせたエリアを選ぶにあたって、特に抑えておくべき項目は以下の3点です。
- 通勤・通学をどう考えるか
主な通勤・通学先(例えば名古屋方面や大垣市内など)へのアクセス方法や所要時間を確認しましょう。車を持つかどうかによっても、選べるエリアは変わってきますね。 - 子育てや教育環境
子育て中のファミリーなら、保育園や幼稚園、小中学校の数や場所、医療費の助成制度などを比較検討すると、将来のイメージがしやすくなります。お子さんの学区を重視する場合は、早めに情報収集を始めるのがおすすめです。 - 地域コミュニティとの距離感
昔ながらの集まりが盛んなエリアでは自分のペースで暮らしたい方には窮屈に感じるかもしれません。実際に町を歩いてみたり、移住者向けイベントに参加して雰囲気を感じてみてください。
ランキングを参考に西濃エリアで「理想の家づくり」を始めませんか?
ここまで見てきて、「このエリア、いいかも!」と思える場所が見つかったかもしれません。
ここからは、実際に家づくりを始めるための基本ステップを簡単にまとめました。
西濃エリアでの家づくり、まず何から始める?3つのステップ
- 理想の暮らし&予算をイメージする
- 自治体支援などの情報収集
- 専門家への相談
まずは、「どんな暮らしがしたいか」「予算はどれくらいか」を具体的にイメージすることからスタートします。
しかし、その後の住宅ローンの計画、土地探し、建築会社の比較検討などを、すべて自分たちだけで進めるのは、正直なところ、なかなか大変ですよね。
家づくりの最初の段階でつまずかないためにも、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。
特に、地域に詳しい専門家なら、自治体の支援制度についても詳しい情報を持っているので、「知らなくて支援を受け損ねた…」なんていう残念な事態も防げるかもしれませんよ。
西濃エリアで家づくりを成功させる情報収集のコツ
理想の家を実現するためには、質の高い情報を効率的に集めることがとても大切です。
特に地域性の強い西濃エリアでの家づくりにおいては、「防災情報」と「人からの情報」を重視するのをおすすめします。
例えば、平野部(海津市、輪之内町)は水害リスク、山間部(揖斐川町、池田町)は土砂災害リスクなど、地域特有のリスクがありますし、現地のリアルな雰囲気はネットの情報ではつかめないものがあります。
自治体のハザードマップを確認したり、現地の季節行事や地元工務店の見学会に足を運んだりと、できる限りの情報を集めましょう。
まとめ:西濃エリアで理想の住まいを見つけるために
岐阜県西濃エリアの持ち家率は岐阜県平均や全国平均を上回る地域が多く、子育て支援や移住奨励策、自然と利便性のバランスなどに、「ここで家を持ちたい」と感じる要素が詰まっています。
ただし、繰り返しになりますが、持ち家率の高さだけで安易にエリアを決めてしまうのは避けたいところです。
お子さんの学区、土地の価格、通勤・通学の便、ご近所付き合いの度合いなど、ご自身のライフプランに合わせて考えるべき点はたくさんあります。
もし、「何から手をつければいいの?」「自分たちに合うエリアはどこだろう?」と迷ってしまったら、家づくりの専門家に相談してみるのがおすすめです。
私たち『おうちの相談窓口 大垣店』は、西濃エリアの家づくりに詳しい、中立的な立場の相談窓口です。資金計画の立て方から、土地探し、信頼できる建築会社の選び方まで、トータルでサポートさせていただきます。
ご相談は何度でも無料ですので、どうぞお気軽にご活用ください。
この記事を書いた人

大垣店 家づくりアドバイザー 小森
注文住宅の相談窓口大垣店所属/自身のマイホーム購入経験、FP(ファイナンシャルプランナー)・住宅建築コーディネーター資格を基に活動/得意分野はライフプラン・資金計画の立案、最適な住宅会社紹介/「第三者の視点」で後悔しない家づくりを支援。お客様との信頼関係を重視し、親身なサポートを心がけている/ 【保有資格:FP2級 / 住宅建築コーディネーター】