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【家づくり必見】大垣市の住みやすさ徹底検証!地元目線で見る暮らしのリアルを紹介

【家づくり必見】大垣市の住みやすさ徹底検証!地元目線で見る暮らしのリアルを紹介 | 土地選び

大垣市でマイホーム購入を検討しているみなさん。

「岐阜県の大垣市って住みやすいのかな?」 「子育て環境はどうなんだろう?」

と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は生活に欠かせない買い物、医療、交通アクセス、子育て支援、さらには大垣市ならではの魅力まで、岐阜県・大垣市の「住みやすさ」を徹底的に解説していきます。

魅力だけでなく、見過ごされがちな注意点やデメリットにもしっかりとフォーカスしましたので、大垣市での新生活を控えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

数字と特徴で知る「大垣市」ってどんな街?

大垣市での暮らしを具体的にイメージするために、まずは街の基本的なプロフィール(位置、人口、気候、地形など)を見ていきましょう。

多様な顔を持つ産業都市:位置とエリアごとの特徴

ご存知の通り、大垣市は岐阜県の南西部、西濃地域の中核都市です。

名古屋へJR快速で約30分、岐阜市へは約15分と、東西へのアクセスの良さが大きな魅力。

大垣市の位置関係のマップ。JR快速で名古屋まで約30分、岐阜市へは約15分

 

名古屋・岐阜のベッドタウンとしてだけでなく、多くの企業が集まる産業都市としての一面も持ち合わせています。

そのため、昼間人口が多いのが特徴です。

市域は広く、平成の合併により東側の墨俣地域(歴史的な街並みが残る)と南西部の山間にある上石津地域(豊かな自然環境)が飛び地として加わりました。

同じ大垣市内でも、利便性の高い駅周辺エリア、落ち着いた郊外の住宅地、新たに開発が進むエリア、そして自然や歴史を感じられるエリアなど、場所によって街の表情は大きく違います。

人口・気候・地形:「水の都」の基本プロフィール

大垣市の人口は、約15万4千人(2025年3月時点)と県内では2番目の規模を誇ります。

2005年頃をピークに緩やかな減少傾向にありますが、市外から通勤・通学してくる人も多く、昼間人口は夜間人口を上回っています。

また「水の都」と呼ばれる大垣市は、木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)が形成した広大な濃尾平野の一部で、豊富な地下水に恵まれていることで、古くから「水都(すいと)」の愛称で親しまれてきました。

この恩恵として、まず挙げられるのが水道料金の安さ。日々の生活コストを抑える上で嬉しいポイントですよね。

水源に恵まれる大垣市ですが、内陸部に位置しているため、夏の蒸し暑さや、冬は寒さが厳しい盆地特有の気候は、知っておきたい特徴です。

特に、市内西部に位置する伊吹山から吹き降ろす冷たく乾燥した強風「伊吹おろし」は有名で、大雪に見舞われる年もあります。

データと実績で見る!大垣市の住みやすさの評価

客観的なデータで、大垣市の住みやすさも見てみましょう。

東洋経済新報社が毎年発表している「住みよさランキング(2024年版)」では全国総合42位、岐阜県内においては郡上市に次いで2位という高評価でした。

また、自治体の財政力を示す「財政力指数」も、2022年時点で岐阜県内3位(0.85)にランクインしており、かなり安定した財政基盤を持っているのがうかがえますね。

大垣市ならではの魅力と暮らし:自然・文化・コミュニティ

ここからは、大垣市の大きな特徴である「水の都」としての側面、息づく歴史や文化、そして気になる地域コミュニティについて、少し深く掘り下げてみましょう。

「水の都」の恵み!おいしい水と注意すべき水害リスク

大垣市が「水の都」と呼ばれるのは、豊かな水資源があってこそ。

良質で豊富な地下水のおかげで、「蛇口をひねれば、おいしくて安全な水が出てくる」という、恵まれた日常を送ることができます。

市内には「わくわく湧き水マップ」で紹介されているような、自然に水が湧き出る「自噴井戸」が点在し、市民の憩いの場にもなっています。

また、この名水を使った和菓子(特に水まんじゅうが有名)や地酒なども、大垣ならではの特産品として親しまれています。

とはいえ、豊かな水は水害のリスクと常に隣り合わせであることも、忘れないようにしたいですね。

大垣市では、河川の氾濫や内水による浸水リスクが高い側面があります。

過去には大雨時に道路のアンダーパスが冠水した事例があり、お子さんの水難事故にも注意が必要です。

ハザードマップで、お住まいを検討しているエリアのリスクを事前に確認しておきましょう。

城下町の風情が日常に 暮らしを彩る歴史文化とイベント

大垣市は、豊かな水の恵みだけでなく、深い歴史と文化が今も息づく街でもあります。

戦国時代には交通の要衝として重要視され、関ヶ原の戦いとも深い関わりを持つ大垣城の城下町として発展しました。

また、俳聖・松尾芭蕉が「奥の細道」紀行を終えた「むすびの地」としても知られています。

こうした歴史的な背景と、「水の都」としての穏やかな自然が組み合わさった主なイベントは以下の通りです。

  • 大垣祭り(5月): ユネスコ無形文化遺産にも登録された、豪華絢爛な「やま(軕)」が城下町を巡行する、市最大の祭り
  • 水都まつり(8月): 水の恵みに感謝し、七夕飾りや万灯流し、盛大な盆踊り大会などで賑わう、夏の風物詩
  • 十万石まつり(10月): 城下町の名残を伝えるお祭り
  • 芭蕉元禄まつり(11月): 俳句のイベントが開催

大垣市の歴史や文化は、特別なものではなく、街の景観や毎年のお祭りなどを通して、日々の暮らしの中に自然に溶け込んでいます。

こうした環境が、街への愛着を深めるきっかけとなるかもしれませんね。

ご近所付き合いはどう? 地域コミュニティと自治会のリアル

新しい土地で生活を始めるとき、地域の人々とスムーズに関係を築けるか、ご近所付き合いはどんな感じなのか、気になる方も多いと思います。

大垣市に移住してきた方からは、

地域の人たちがフレンドリーで親しみやすい

外から来た人に対しても、比較的オープンで寛容な雰囲気がある

といった好意的な声が聞かれます。

一方で、「自治会(町内会)」の役員の順番が回ってくることや、活動への参加が「少し負担に感じる」という声も。

活動の活発さや雰囲気は、地域によってかなり異なるようです。

もし可能であれば、引っ越し前に、その地域の自治会の活動状況などについて情報を集めてみると良いかもしれません。

地域にスムーズに馴染むためには、自治会活動への参加のほかにも、こんな方法があります。

  • 地域のお祭りやイベントに顔を出してみる

  • お子さんがいれば学校や保育園の行事に参加する

  • 公民館や地域センターで開催される講座やサークル活動に参加してみる

無理のない範囲で、地域との接点を持てると良いですね。

毎日の暮らしやすさをチェック!買い物・医療・治安・物価

毎日の生活に直結する生活環境も気になるポイントですよね。

ここからは「買い物」「医療」「治安」「物価」という4つの側面から、大垣市のリアルな暮らしを見ていきましょう。

買い物は便利?充実のスーパーと商業施設

大垣市での日常の買い物は、全体的にとても便利です。

まず、大型の商業施設なら「アクアウォーク大垣」、「イオンモール大垣」、「イオンタウン大垣」があります。

特に、アクアウォーク大垣はJR大垣駅に隣接し、連絡通路で直結しているため、平日・週末問わず多くの人で賑わいます。

普段の買い物に便利なスーパーは「バロー」や「マックスバリュ」といった地域に根差したチェーン店が市内各所に店舗を展開しています。

幹線道路沿いや住宅街にあることが多く、店舗によっては駐車場が広いので、車でのアクセスが便利です。

総じて、大垣市では大型商業施設やスーパーマーケットが充実しており、生活必需品の購入に困ることはほとんどありません。

ただし、その利便性を最大限に活かすには、やはり車があった方がいいと言えそうです。

もしもの時も安心?大垣市の医療体制と休日夜間診療

大垣市は基幹病院を中心に、休日・夜間の救急体制も整っており、医療の基本的なインフラは確保されていると言えます。

中核を担う総合病院は「大垣市民病院」と「大垣徳洲会病院」の2か所があり、地域の高度医療や救急医療を支える基幹病院としての役割を果たしています。

急な病気や怪我に備える休日・夜間の診療体制も整備されており、「大垣市急患医療センター」では夜間(内科・小児科)や休日(内科・小児科・外科・整形外科)の初期救急に対応しており「大垣歯科医師会休日診療所」では、日曜日や祝日に歯科診療を行っています。

さらに、「受診した方がいいか迷う」「どこの病院に行けばいいか分からない」といった場合には、看護師などの専門家に電話で相談できる「救急安心センターぎふ(#7119)」も利用できるのは心強いですね。

もちろん、日常的な風邪やちょっとした怪我の際に利用する内科、小児科、歯科なども、様々なクリニックも市内に点在しているので、かかりつけ医を見つけるにも安心です。

治安は大丈夫?データと住民の声で見る安全性

まず、実際に住んでいる方々の多くは「比較的安全で落ち着いた街」だと感じているようです。

「子育てをする上でも安心できる環境だ」という声も聞かれます。

夜道が特別に危険だと感じる場面は少ないようですね。

一方で、岐阜県警が公表している犯罪統計データを見ると、令和5年の刑法犯の認知件数は1,255件で、岐阜市に次いで2番目に多い件数とされています。

人口に基づく犯罪率(人口1,000人あたり件数)では、第4位(7.9件)です。

犯罪の内訳としては約7割が窃盗犯で、自転車の盗難が年間331件発生しました。

他にも、車の中に置いてあるものを盗む「車上ねらい」や、家に侵入してものを盗む「空き巣」への注意も呼びかけられています。

大垣市は住民が日々危険を感じるような場面は少なく、体感的な安全度は比較的高い街と言えそうですが、自転車の盗難被害が増加しているという事実はしっかり認識しておきたいですね。

日頃から施錠などを心がけましょう。

生活費はどれくらい?物価・家賃相場をチェック

大垣市の全般的な物価については、名古屋などの大都市圏と比較して「安い」と感じている住民が多く、これが移住の魅力の一つとなっています。

家賃相場も、比較的リーズナブルな水準です。

もちろん物件によって変動はしますが、一例として以下のような賃貸情報があります。

1LDK(一人暮らしや二人暮らし向け) 5万円台前半〜
2LDK(二人暮らしや小さなお子さんのいるファミリー向け) 5万円台前半〜
3LDK(ファミリー向け) 6万円台前半〜

生活費で特筆すべき点は、やはり水道料金の安さ

「水の都」の恩恵を受け、岐阜県内でもトップクラスの安さを誇ります。

電気代やガス代は標準的な料金体系ですが、冬場の暖房費は少し注意が必要かもしれません。

冬は寒さが厳しく、特に「伊吹おろし」の影響で体感温度が下がるため、光熱費がかさむ可能性があります。

【参考】大垣市における家族3人暮らしの月額生活費(目安)

費目 金額(目安) 備考
家賃(2LDK) 53,000円~65,000円 立地や築年数で変動
水道代 2,500円~3,500円 県内でも安価
電気・ガス代 15,000円~25,000円 季節変動あり。冬期は暖房費で高くなる可能性
食費 60,000円~80,000円 物価は比較的安価とされるが、外食頻度等で変動
交通費(車維持費) 15,000円~25,000円 ガソリン代、駐車場代等。公共交通利用の場合は定期代など
通信費 10,000円~15,000円 スマートフォン、インターネット回線など
子育て関連費 10,000円~20,000円 保育料(収入による)、学用品、習い事、学童保育料など
雑費・娯楽費 20,000円~40,000円 日用品、衣類、交際費、レジャー費など
合計(月額) 185,500円~273,500円 ライフスタイルによって大きく変動します。

大垣市は家賃や水道代といった基本的な生活費を抑えやすい環境ですが、ご自身のライフスタイルに合わせて、より詳細なシミュレーションしてみてください。

交通アクセスを比較!電車・車・名古屋への通勤は?

通勤・通学やお出かけの際の「足」となる交通アクセスは、暮らしやすさを左右する重要なポイントです。

ここでは、電車と車、それぞれの利便性や注意点、そして名古屋へのアクセスについて詳しく見ていきましょう。

JR大垣駅は名古屋まで30分!電車移動のメリット

なんといっても一番の強みは、JR東海道本線の利便性の高さです。

名古屋駅は約30分、岐阜駅へは約15分でアクセスできます。

さらに、大垣駅を始発・終着とする列車が多く設定されているため、特に混雑する朝の通勤ラッシュ時でも座席を確保しやすい、というのは大きなメリットですね。

運行されている列車の種類も、普通列車から区間快速、快速、新快速、特別快速と多様で、特急「しらさぎ」や通勤時間帯に便利なライナー列車「ホームライナー大垣」も停車します。

JR東海道本線以外にも、大垣駅からは以下のローカル線が接続しています。

  • 養老鉄道 養老線 : 大垣駅から南は三重県の桑名駅へ、北は岐阜県の揖斐駅へと延びる路線
  • 樽見鉄道 樽見線 : 本巣市や桜の名所として知られる樽見方面へ向かう第三セクター鉄道
  • JR美濃赤坂線: 大垣駅から分岐し、美濃赤坂駅へ至る短い支線(貨物輸送がメインで旅客列車の運行は1日に数本)

やっぱり車は必要? 大垣市の道路事情と駐車場のリアル

結論から言うと、大垣市での生活において、車があると格段に便利になるのは事実です。

駅から離れた場所に住む場合や、郊外にある大型ショッピングセンターでのまとめ買い、お子さんの保育園や習い事への送迎など、車があれば行動範囲がかなり広がり、自由度が高まります。

郊外にあるスーパーや商業施設、公園でも、広く無料の駐車場が完備されていることがほとんどです。

市内には名神高速道路の大垣ICがあり、遠方へのアクセスもスムーズ。主要な国道(21号線、258号線など)も整備されています。

一方で、車がない場合の移動手段はかなり限定されます。

市バスは路線や運行本数が限られており「日常生活に車は必須」と感じるシーンが多く、大垣市が「車社会」と言われるのも納得です。

名古屋への通勤・通学、電車と車の比較

大垣市は名古屋市へのアクセスが良く、ベッドタウンとしての側面があります。

大垣市から名古屋市へ通勤・通学している方は多く、十分現実的な選択肢です。

電車を利用する場合

JR東海道本線を利用すれば、大垣駅⇔名古屋駅の所要時間は快速で約30分という短さです。(片道運賃770円 ※2025年4月現在)

ラッシュ時の名古屋方面はやはり混雑しますが、前述の通り大垣駅は始発電車が多く、座席を確保できる可能性は高いです。

また、名古屋発の終電も23時台まであり、残業や飲み会などで帰りが遅くなった場合でも安心ですね。

車を利用する場合

道路状況にもよりますが、一般道のみで向かう場合は1時間以上かかることが予想されます。

名神高速道路を利用すれば、名古屋ICまで約30分~40分程度で到着します。(ETC利用:片道2,000円程度)

とはいえ、朝夕のラッシュ時は渋滞が発生しやすく所要時間が読みにくいというのが正直なところ。

名古屋市内の駐車料金もかなり高額になるケースが多いようです。

通勤・通学で日常的に利用するには、電車の方が現実的かもしれません。

子育て世代に嬉しい!大垣市の子育て環境・教育をチェック

ファミリー層にとっては特に気になる子育て環境。

大垣市は「子育て日本一」をスローガンに掲げ、様々な支援策に取り組んでいます。

高校生まで医療費無料も!充実の子育て支援制度

大垣市が目指す「子育て日本一のまちづくり」。その言葉通り、子育て世帯をサポートするための様々な制度が用意されています。

経済的な支援
  • 子ども医療費助成:0歳から高校3年生(18歳に達する年度の末日まで)まで保険診療にかかる医療費の自己負担分が無料
  • 出産祝い金: 第三子以降5万円の出産祝い金が支給。
健康・相談に関する支援
  • 新生児聴覚検査費助成: 新生児聴覚検査にかかる費用の一部を助成。
  • 産婦健康診査費助成: 出産後のお母さんの心と体の健康を守るため、産後の健康診査にかかる費用の一部が助成。
  • 子育て世代包括支援センター: 保健センターと子育て支援拠点「キッズピアおおがき」が連携し、妊娠期から出産、子育て期に至るまで、保健師や助産師などの専門職が、様々な悩みや不安に対応。
  • 産後ケア事業: 出産後、家族から十分な育児等の援助が受けられない母親や、育児に不安を感じている方に対して市内の助産所において助産師による専門的な母子のケアを提供。
日常生活をサポートする支援
  • 親子バス利用支援事業: 小学校6年生以下の子を連れた親子または妊婦について、市内の路線バスを無料で利用できる。
  • 情報提供: 市が運営する「子育て支援ポータルサイト(ママフレ)」での情報発信

大垣市では経済的な負担軽減を中心に、健康面のサポート、気軽に相談できる体制づくり、そして日々の生活支援まで、幅広い子育てサポートが用意されています。

特に高校3年生までの医療費無料化は、子育て世代の家計にとって大きいですよね!

保育園・学校はどう? 待機児童や教育環境のポイント

お子さんの成長に欠かせない、保育園や幼稚園、そして小中学校などの教育環境についても見ていきましょう。

保育施設(保育園・幼稚園・認定こども園)

市内には、公立・私立の保育園、幼稚園、そして保育と教育の両方の機能を併せ持つ認定こども園が多数設置されています。

待機児童の状況

大垣市は「待機児童数ゼロ」を達成していると公表していますが、一部の保護者の方からは「希望していた園には入れなかった」という声も聞かれます。

「待機児童ゼロ」というのは、市内のどこかの施設には入園できる状況を指している可能性があり、必ずしも第一希望の園や、自宅から一番近い園に入れるとは限らない点には注意しておきましょう。

保育料

保育料についても国の基準より安く設定されているとされています。

たとえば、所得割課税額が48,600円未満の世帯(C1階層)では、3歳未満児の保育標準時間の月額保育料は12,600円です。

これは、同じ階層における国の上限額である16,100円よりも低く設定されています。

また、大垣市では、18歳未満の子どもを3人以上養育している世帯では、3人目以降の児童の保育料が無料となる制度もあります 。

※具体的な料金は、利用する施設の種類(保育園か認定こども園かなど)や、保護者の所得状況によって異なりますので、個別に確認が必要です。

放課後児童クラブ(学童保育)

小学校が終わった後や、夏休みなどの長期休暇中に小学生を預かってくれる放課後児童クラブ(留守家庭児童教室)は全ての小学校区に設置されており、働く親にとっては助かりますよね。

しかし、以下の点には注意が必要です。

  • 利用対象が原則として小学4年生まで
  • 利用料が近隣の市町村と比較してやや高額
  • 兄弟姉妹で利用する場合の割引制度がない

特に”所得に応じて月額3,000円~12,000円+延長利用の場合は別途1,000円”という利用料に関しては、一部の保護者から改善を求められています。

小中学校

市内には、市立の小学校が22校、中学校が10校あります(2025年4月現在)。

教育方針としては、児童生徒1人1台のタブレット端末を整備し、ICTを活用した教育(大垣市版GIGAスクール構想)を積極的に推進しています。

教育用のプラットフォーム「まなびポケット」や、学級経営をサポートするシステム「WEBQU」などを導入し、個々の学習進度に合わせた学びの支援だけでなく、いじめの早期発見や不登校の未然防止にも役立てようとしています。

さらに、2006年度から市内の全小学校で英語教育を導入しており、全国に先駆けた先進的な外国語教育の取り組みのおかげか、住民の方からは、「比較的早い段階から英語教育が導入されていた」という声もあります。

学区について

お子さんがどの小学校・中学校に通うことになるかは、お住まいの住所によって決められた「学区」に基づいて決まります。

市内32校(小・中学校)の学区対応表は以下記事からご覧ください。

子どもとどこで遊ぶ?公園・屋内施設・自然体験スポット

子どもたちが毎日元気いっぱいに遊び、様々な体験を通して成長できる場所が身近にあるかどうかは、子育て世代にとって大切なポイントですよね。

大垣市には、子どもたちが楽しめるスポットがたくさんあります。

まず市の中心部にある「大垣公園」は、再建された大垣城に隣接しており、市内でも最大級の大型複合遊具や、夏場には水遊びができる噴水があり、いつも多くの子どもたちで賑わう人気のスポットです。

他にも、特色ある公園が市内各地に点在しています。お気に入りの公園を見つけて、週末ごとに出かけるのも楽しいですね。

大垣公園 市の中心部。大垣城隣接。大型複合遊具や水遊びできる噴水が人気。
曽根城公園 美しい花しょうぶで有名ですが、遊具もあり、散策も楽しめます。
大島堤 揖斐川の堤防沿いにあり、春には桜、秋にはコスモスなどが咲き誇り、気持ちの良いお散歩コースです。
かみいしづ緑の村公園 少し足を延ばして上石津地域まで行けば、広大な敷地の中にアスレチック、バーベキュー場、釣り堀、木工などの体験教室などが揃っており、一日中たっぷり遊べます。(車でのアクセスがおすすめです)
墨俣一夜城址公園 歴史に触れながら、公園で遊ぶことができます。
霞間ヶ渓(かまがたに)公園 桜の名所として知られ、春には多くの花見客で賑わいます。
船町公園 水門川沿いにあり、夏にはホタルが見られることもある、静かで落ち着いた雰囲気の公園です。
北公園

広い多目的広場があり、夏には児童プールもオープンします。

また、天気が悪い日でも子どもたちが思いっきり体を動かしたり、新しい発見をしたりできる屋内施設もあります。

大垣市児童館 2024年にオープンした比較的新しい施設で、様々なイベントやワークショップが開催されています。
市立図書館 乳幼児向けの絵本の読み聞かせ会「おひざでだっこ」や、もう少し大きいお子さん向けの「おはなしのじかん」などが定期的に開催されており、本に親しむきっかけになります。
大垣市スイトピアセンター
こどもサイエンスプラザ
遊びながら科学の不思議に触れられる体験型の科学館。プラネタリウムもありますよ。
大型商業施設内の
キッズスペース
アクアウォーク大垣やイオンモール大垣といったショッピングモール内には、ゲームセンターや有料の屋内プレイランド(イオンモール大垣の「ピュアハートキッズランド」など)が付設されている場合があり、買い物のついでに立ち寄ることもできます。
大垣コロナワールド 温泉、映画館、ボウリングなどが揃った複合レジャー施設。一日中家族で楽しめますね。

大垣市ならではの「水」に親しむ体験もおすすめです。

水門川沿いの散策 四季折々の景色を楽しみながら、川沿いを歩くだけでも気持ちが良いものです。
水の都おおがき舟下り 春には満開の桜並木を眺めながら、ゆったりと舟で川を下る体験は、きっと特別な思い出になるでしょう。
湧き水スポット巡り 市内各所にある、きれいな水が湧き出るスポットを巡るのも面白いかもしれません。市が作成した「わくわく湧き水マップ」を参考に、探検気分で出かけてみてはいかがでしょうか。
釣り体験 かみいしづ緑の村公園では、釣り堀で気軽に釣りを楽しむことができます。

他にも夏には「水都まつり」、秋には「十万石まつり」など、季節ごとに様々なお祭りが開催されます。

こうした地域のイベントに参加することで、子どもたちが地域文化に触れ、地元への愛着を育むきっかけにもなりますね。

【大垣市の住みやすさ】住民が語るメリット・デメリット

気になるのは「実際のところ、どうなの?」というリアルな住み心地ですよね。

ここでは、住民の方々の声から見えてくる大垣市の魅力と、知っておきたい注意点を、ポイントを絞ってまとめました。

注文住宅の相談窓口 大垣店調べ

メリット編:「ここが良い!大垣暮らしの魅力ポイント」

まずは、住民の方々が「住んでみて良かった」と感じる点です。

  • 日常の買い物や外食に困らない
  • 安心して暮らせる「バランスの良さ」
  • 子育て世代やシニアにも心強い「教育・医療環境」
  • 都会すぎず田舎すぎない

1. 日常の買い物や外食に困らない「生活利便性の高さ」

若い世代を中心に「特に大垣駅前や国道沿いに飲食店が多く、カラオケなどの娯楽施設も多い。また、あまり大きくない道路沿いにもスーパーが点在しており、生活に必要なものは簡単に揃えることができる」といった声が多く聞かれます。

駅直結の「アクアウォーク大垣」をはじめ、市内には大型商業施設や地域密着型のスーパー、ドラッグストアなどが充実しており、選択肢は豊富です。

これに加えて、名古屋などの大都市圏と比較して家賃や物価が手頃な点も、日々の暮らしの負担を軽減する大きなメリットと言えるでしょう。

2. 安心して暮らせる「バランスの良さ」

地元の方からは「治安が悪くない、お店が充実している、水が美味しい、子育て支援が充実している、医療機関も充実している」といった、総合的な住みやすさを評価する声が挙がっています。

「犯罪が少なく安心できる」という治安面の評価に加え、生活利便性、子育て・医療環境など、暮らしの基盤がバランス良く整っている点が、安心感につながっています。

3. 子育て世代やシニアにも心強い「教育・医療環境」

子育て中の住民からは「幼稚園も保育園も多く、また、小児科医院も多い」点が評価されています。

さらに「大垣市民病院の他、大垣駅前には徳洲会病院もあり、子供を安心して育てられる」という声もあり、基幹病院から地域のクリニックまで医療機関が充実している点は、子どもの急な病気やケガの際にも安心感につながります。

これは子育て世代だけでなく、高齢者にとっても心強いポイントです。

行政の子育て支援策、特に高校生までの医療費無料化なども、暮らしやすさを後押ししています。

4. 都会すぎず田舎すぎない「穏やかな自然環境と地域文化」

「のんびりとしており、空気が美味しい。風光明媚とは言えないが、田んぼがありのどかな雰囲気」といった、落ち着いた環境を好む声も聞かれます。

市内には公園や水辺が多く、春には桜が綺麗な場所も多数あり、四季折々の自然を楽しむことができます。

また、「水の都」の呼び名に加え「清流の都」とも称されるほど水環境は豊かで、市内各所の自噴水(湧き水)は生活に根付いてます

「我が家は、大垣八幡神社の湧き水を汲んできて飲んでます」

という声も聞かれるほど、豊かな水と自然は暮らしの質を高める要素となっています。

さらに、大垣祭り(ユネスコ無形文化遺産)や十万石まつり、水都まつり(七夕祭り、花火大会)など、地域行事やイベントも盛んで、「退屈しない」という声も。

都市機能と豊かな自然・文化がバランス良く共存している点が、大垣市の魅力の一つです。

ここが気になる… 大垣暮らしで知っておきたい注意点

一方で、生活する上で課題と感じられたり、不満の声が上がったりする点もあります。

1. 「子育て日本一」の看板と実態のギャップ?

市が掲げる「子育て日本一」のスローガンに対し、一部の住民からは「現状がかけ離れていて残念」という厳しい意見も聞かれます。

具体的には、「一部の保育園・幼稚園はおむつの持ち帰りが必須」といった現場の慣習や、「放課後児童クラブは4年生までで、しかも利用料は近隣で一番高額(第2子の減免なし)」、「インフルエンザ含め任意ワクチン接種助成なし」など、制度面で近隣自治体に見劣りする部分が指摘されています。

子育て支援策は充実しつつありますが、実際に暮らす上での負担や不便を感じる点もあるため、特に子育て世代の方は、周辺市町との制度比較も視野に入れると良いかもしれません。

2. 車がないと不便?「公共交通の課題」

「車が無いと生活しづらい。市バスが運行しているが、ほとんど使わないので車があった方が便利」という声は非常に多く、やはり、車への依存度が高いのが実情です。

市内には養老鉄道や樽見鉄道といったローカル線もありますが、「本数が非常に少なく、利用したいときに利用できない」と感じる路線もあり、日常的な移動手段としては限界があります。

高齢者にとっては、車を手放した後の移動手段が課題となる可能性があります。

また、市内での就労機会が十分でないと感じる人もおり、名古屋方面へ通勤・通学するベッドタウンとしての側面も色濃くあります。

3. 駅前の”寂しさ”と郊外化の進行

長年住んでいる方からは「駅前が少し衰退している」という声も聞かれます。

大型商業施設やチェーン店は郊外に増える一方で、中心市街地の商店街はかつての賑わいを失いつつあるようです。

車があれば郊外で不自由なく生活できますが、中心部での買い物や飲食の選択肢は限られがちです。

若い世代からは「都会のような有名店や大きな施設がない」という物足りなさを指摘する声もあります。

4. 変化に伴う不安と地域特有のリスク

近年、マンションやアパートの建設が進み、街に活気が出る一方で、「知らない人も増えてきて治安が心配になる」といった、コミュニティの変化に対する漠然とした不安の声も一部で聞かれます。

また、「学生の通学路なのに歩道が不十分な道がある」など、インフラ面の安全対策を求める声もあります。

さらに、大垣市特有のリスクとして、市内に張り巡らされた水路での子どもの水難事故への注意喚起(「子どもが年1人程度落ちて亡くなっている」という深刻な指摘も)は、特に小さな子どもを持つ家庭では重く受け止める必要があります。

加えて、揖斐川などに近い低地であるため、水害への備えも常に意識しておくべきでしょう。

5.厳しい気候(夏の暑さ・冬の雪)への備えも

「水の都」のイメージとは裏腹に、夏の気温は高く、近年「暑さ日本一」で話題になることもある揖斐川町に近いこともあり、「岐阜市内よりも暑いのでは?」と感じる人もいます。

さらに、市の西側エリア(垂井町や関ケ原町、養老町に近い地域)では、大雪に見舞われることも珍しくありません。

お住まいのエリアによっては、スタッドレスタイヤはもちろん、雪かきの備えも必要になるでしょう。

これからマイホームを考えるなら、断熱性能など、暑さ・寒さ対策を考慮した家づくりが大切になってきますね。

大垣市の住みやすさに関するQ&A

 

ここまで、大垣市の住みやすさについて、様々な角度から情報をお届けしてきました。

だいぶ大垣市の姿が見えてきたのではないでしょうか?

ここからは大垣市のさらに一歩踏み込んだ情報とアドバイスをお届けします。

Q1. 結局、大垣市はどんな人におすすめ?

A1. 大垣市は、特に以下のようなライフスタイルや価値観をお持ちの方に、自信を持っておすすめできる街です。

  • 「利便性」と「コスト」、「自然」のちょうど良いバランスを求めるファミリー層
  • 名古屋へ電車で通勤・通学したい方
  • 車中心の生活スタイルが苦にならない方
  • 「水の都」の潤いある環境を好む方

一方で、以下のような方には、他の都市の方がより適しているかもしれません。

  • 公共交通機関だけで不自由なく生活したい方
  • 常に最先端の商業施設や多様なエンターテイメント、飲食店を求める方
  • 冬の厳しい寒さや雪、あるいは「伊吹おろし」の風に強い苦手意識がある方

大垣市の特色が、ご自身の理想とする暮らしに合致するかどうかをじっくりと判断してみてください。

Q2. デメリット(車社会、冬の気候など)はどう考えればいい?

A2. 移住後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないためにも、事前にしっかりと理解し、備えておくことが大切です。

車社会への対応は?

やはり「車があった方が格段に便利」というのが現実です。

もし車がないのであれば、電車・バスの徒歩圏内など、利便性の高いエリア選びが必須となります。

冬の厳しい気候への備えは?

冬の寒さ対策として、断熱性の高い住宅を選ぶ(またはリフォームする)ことが、快適性と暖房費抑制に非常に有効です。

大雪時の交通機関の乱れや雪かきも想定しておきましょう。

地盤への注意点は?

土地を探す際は、不動産会社や建築会社に相談したり、ハザードマップ等で周辺情報を確認したりして、あるい程度のリスクを把握しておきましょう。

実際に土地を購入して建築を進める際には、地盤調査の結果、地盤改良工事(杭基礎、表層改良など)が必要と判断されるケースも少なくありません。

地盤改良の可能性も視野に入れた、余裕のある資金計画を立てておくことを強くおすすめします。

まとめ:大垣市で理想の暮らしを実現するために

ここまで、岐阜県大垣市の住みやすさについて、様々な角度から詳しく見てきました。

大垣市は、名古屋まで電車で約30分という都市部へのアクセスの良さを持ちながら、家賃や物価は比較的抑えられながらも「水の都」ならではの豊かな自然環境も身近に感じられる、非常にバランスの取れた街と言えるでしょう。

特に、18歳までのお子さんの医療費が無料になるなど、手厚い子育て支援策は、ファミリー層にとって大きな安心材料です。

とはいえ結局のところ、「どんな街が住みやすいか」の答えは、家庭によって異なります。

もしこの記事を読んで、

「もし大垣市で家を持つにはどうしたらいい?」「大垣市以外のエリアについても知りたい」

といった疑問が残った場合はぜひ専門家からのサポートを依頼しましょう。

私たち「おうちの相談窓口 大垣店」は西濃エリアに根ざした中立的な立場で、資金計画から施工会社選びまでトータルにサポートさせていただきます。

相談は何度でも無料ですので、どうぞお気軽にご活用ください。

この記事を書いた人
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大垣店 家づくりアドバイザー 小森

注文住宅の相談窓口大垣店所属/自身のマイホーム購入経験、FP(ファイナンシャルプランナー)・住宅建築コーディネーター資格を基に活動/得意分野はライフプラン・資金計画の立案、最適な住宅会社紹介/「第三者の視点」で後悔しない家づくりを支援。お客様との信頼関係を重視し、親身なサポートを心がけている/ 【保有資格:FP2級 / 住宅建築コーディネーター】

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